
「飲む点滴」「飲む美容液」
—そんな呼び名で親しまれてきた発酵飲料をご存知ですか?
それが『甘酒』です!
江戸時代には夏バテ対策の栄養補給として飲まれ、現代でも発酵食品として根強い人気を誇っています。
この記事では、甘酒がなぜここまで愛されてきたのか、その歴史や魅力、楽しみ方をたぬ先生と一緒に紐解いていきます。
この記事で分かること!
- 甘酒に含まれる栄養と発酵の力
甘酒にはビタミンB群やアミノ酸など、発酵によって生まれる栄養素が豊富に含まれています。麹菌の働きでできるこうした成分は、古くから「飲む点滴」と呼ばれる所以にもなっています。
- 腸内環境と発酵食品としての魅力
甘酒は麹由来の成分で腸内環境をサポートする発酵飲料として親しまれてきました。日本の伝統的な食文化の中で、季節を問わず飲まれてきた背景をご紹介します。
- 甘酒の楽しみ方いろいろ
温めても冷やしても楽しめるのが甘酒の魅力。朝の一杯、夜のリラックスタイムなど、シーンに合わせた楽しみ方や、アレンジレシピをご紹介します。
筆者紹介
🍺レストラン&バーで修行して15年!
🌶️エスビー食品認定資格『スパイス&ハーブ検定』1級ホルダー!
🌟幼い頃から「甘酒」好き。初詣ではお替りマシーンと化します。
発酵が生み出す、甘酒の栄養

甘酒は米麹を発酵させて作られる飲み物で、ビタミンB群や葉酸、アミノ酸など、発酵の過程で生まれる栄養素が豊富に含まれています。
甘酒の栄養については、これまでにさまざまな研究報告もあります。
▶ 森永製菓の研究報告
森永製菓の研究では、酒粕と米麹を使用した甘酒を一定期間継続摂取した被験者において、肌の皮脂量に変化が見られたという報告があります。こうした研究は特定の条件下で行われたものであり、誰にでも同じ効果を保証するものではありませんが、発酵食品と肌の状態との関連を示す興味深い知見として紹介されています。
▶ 目元に関する報告
同研究では、甘酒を摂取した被験者グループにおいて、目の下の色の変化に関するデータが報告されています。あくまで特定の研究条件下での結果であり、個人差もあるため、参考情報としてご紹介します。
▶ 皮膚表面温度に関する報告
同研究では、甘酒摂取後に皮膚表面温度の変化が観察されたというデータもあります。体温や血行と肌の関係は研究が進められている分野ですが、直接的な効果を保証するものではありません。
▶ アミノ酸について
甘酒に含まれるアミノ酸は、保湿に関わる成分として一般的に知られています。乾燥が気になる季節に、甘酒が話題になりやすいのはこうした背景も理由のひとつかもしれません。
▶ フェルラ酸について
米麹甘酒に含まれる「フェルラ酸」は、抗酸化作用を持つポリフェノールの一種として知られています。抗酸化成分は美容・健康の分野で広く注目されている成分群のひとつです。
▶ グルコシルセラミドについて
甘酒の原料である米や米麹には「グルコシルセラミド」という成分が含まれています。セラミド関連成分として、化粧品や美容分野でもよく取り上げられる成分のひとつです。
これらの報告は、森永製菓の研究『健康機能の研究成果 甘酒』(H.Maruki-Uchidaらによる研究/Biosci. Biotechnol. Biochem., 84, 1689 (2020))にて成果が報告されています。(出典:健康機能の研究成果 甘酒)
なお、森永製菓の研究では、甘酒に含まれるコウジ酸がヒト皮膚細胞を用いた実験において、コラーゲンやヒアルロン酸の産生に関するデータが得られたとする報告もあります。こうした研究は特定の実験条件下でのものであり、飲用による効果を直接示すものではない点にご留意ください。
(※詳しくご覧になりたい方はコチラから ▶森永製菓『健康機能の研究成果 甘酒』)
甘酒の楽しみ方

ここでは甘酒をおいしく楽しむための飲み方やタイミング、アレンジのコツをご紹介します。
飲むタイミングの一例
朝の空腹時に飲む方も多く、1日を栄養補給からスタートする習慣として取り入れられています。
就寝前に飲む方もいます。温かい飲み物として、リラックスタイムのお供にする人も少なくありません。
✮ 1日1〜2杯程度を目安に、無理のない範囲で楽しむのが良いでしょう。
飲み方のコツ
- 温めて飲む:人肌程度に温めると、体に優しくなじみます。
- 量の目安:1杯あたり100〜150ml程度を目安にする方が多いようです。
- 続けやすい形で:毎日の習慣というより、気分やシーンに合わせて取り入れるのがおすすめです。
楽しみ方のアレンジ
- 運動後のドリンクとして飲む方もいます(「飲む点滴」と呼ばれる所以のひとつです)。
- 甘酒ソーダ割りや、ハチミツ生姜甘酒など、アレンジを加えるのもおすすめです。飽きずに楽しむ工夫も大切です。
ご自身のライフスタイルに合わせて、飲み方やアレンジを見つけてみてください。
たぬ先生おすすめ!甘酒3選

毎日続く!森永製菓の甘酒
「昔ながらの味わいを、毎日の一杯に。森永の甘酒。」
- 森永製菓ならではの、なめらかでコクのある味わいが特徴の甘酒です。
- 缶タイプで保存・持ち運びがしやすく、まとめ買いにも便利。
- 手軽に発酵食品を取り入れたい方に選ばれています。
マルコメ プラス麹 米麹からつくった糀甘酒
「毎日をやさしく彩る、マルコメの糀甘酒。」
- 米と米糀だけでつくられた100%自然の発酵ドリンクです。砂糖不使用で、米糀の酵素が米のデンプンを自然な甘みに変える贅沢な味わい。
- アルコール0%なので、妊婦さんや授乳中の方も安心して飲めます。
- ビタミンB群も豊富に含まれており、「飲む点滴」と呼ばれることもあります。
- 魚沼の軟水を使用し、すっきりとした飲み心地も魅力!
コーセーフーズ こうじや里村 お米と米麹でつくったあまざけ 甘酒
「お米と米麹だけで作る、シンプルな味わい。」
- こちらの甘酒は、お米と米麹だけで作られており、砂糖不使用でノンアルコール!
- ビタミンB群やアミノ酸が含まれており、発酵食品として親しまれています。
- 飲みきりやすい125mlタイプなので続けるのもラクチン!
たぬ先生と作る!甘酒アレンジレシピ3選

1. 甘酒フルーツグリーンスムージー
材料:
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甘酒 100ml
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冷凍ブルーベリー 1/2カップ
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バナナ 1本
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ほうれん草 1カップ
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豆乳 50ml
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コラーゲンパウダー 小さじ1
作り方:
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全ての材料をミキサーに入れ、滑らかになるまで撹拌。
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グラスに注ぎ、できるだけお早めにお召し上がりください
ブルーベリーやほうれん草、豆乳など、彩り豊かな材料を組み合わせた一杯です。
2. 甘酒フルーツヨーグルトボウル
材料:
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甘酒 100ml
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プレーンヨーグルト 150g
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キウイ 1個
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いちご 5個
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クルミ 大さじ2
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シナモンパウダー 少々
作り方:
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ボウルに甘酒とヨーグルトを入れ、よく混ぜる
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フルーツをカットし、ボウルの上に盛り付け
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クルミを砕いて散らし、シナモンパウダーをサッと一振り
甘酒とヨーグルト、発酵食品同士の組み合わせが楽しめる一品です!
3. 甘酒生姜ホットドリンク
材料:
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甘酒 200ml
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豆乳 100ml
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すりおろし生姜 小さじ1
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ターメリックパウダー 小さじ1/4
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はちみつ 小さじ1
作り方:
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鍋に全ての材料を入れ、弱火で温める
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沸騰直前で火を止め、カップに注ぐ
生姜とターメリックを加えた、体を温めるホットドリンクです。
おわりに

「飲む美容液」とも呼ばれる甘酒は、発酵食品ならではの奥深い味わいが魅力のドリンクです。(そして美味しい!)
フェルラ酸やN-アセチルグルコサミン、ビタミンB群、必須アミノ酸など、発酵の過程で生まれる成分が豊富に含まれているのも、甘酒が古くから愛されてきた理由のひとつです。美味しいだけじゃなく、奥が深い…!
この記事を参考に、ご自身のライフスタイルに合わせた飲み方を見つけて、甘酒のある暮らしを楽しんでみてください!
毎日楽しく続けてきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!