【物語は進む。グラスも傾く。】
みなさん、『ピーキー・ブラインダーズ』みてると…こう思いませんか?
な、なんてウマそうな酒なんだ…!
(今すぐ『ギャリソン』へ駆け込んで、ウィスキーが飲みたい…!)
…でも、残念ながらギャリソンは近くにはありませんよね…。
(ある方はラッキーです。駆け込みましょう!私もお供します!)
そして、次にこう思うはず。
トミーやアーサーたちが飲んでいる『あのお酒』は一体、何なんだろ?(気になる…!)

(ドラマのために架空のお酒を小道具として制作していたみたいですね。)
でも!
お家でバーミンガムを感じながら、シェルビー家と
最高の酒が注がれたグラスを片手に
『ピーキーブラインダーズ』の世界を心ゆくまで味わいたいんだ!!
わかります…!ソファでゆったりウィスキー飲みながら観る『ブラインダーズ』はたまらない…。
そんなアナタのために(自分のためにも)この記事を書きました!
本記事を読むとわかること
- 【ピーキー・ブラインダー・アイリッシュウィスキー】について
- 【劇中に登場する6種類のお酒】について
★シリーズ通してテーマ曲『ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズ』の「Red Right Hand」
(鐘が鳴った瞬間、「ウァー!」てなりますよね。)
…はい。もはや「説明不要なくらいカッコいいPV」をご覧いただいたところで…
私の感じる『ピーキー・ブラインダーズの魅力』をサラッと書かせていただきます。
(お、お願いします!書かせてください!)
ピーキーすぎる魅力!
●生々しい演技で魂を吹き込まれた登場人物たち。
キリアン・マーフィー演じるトミー・シェルビーを筆頭に、各キャラクターの鮮烈な眼差しと重厚な存在感が圧倒的で、観る者の心を離さない…!震える。
●その上に紡がれる物語は、1920年代のバーミンガムを舞台に、光と影が交わる重厚な人間ドラマ。
ギャングの頂点を目指す過程で描かれる国家、愛、裏切り、そして復讐。
●クラシックとモダンが絶妙に調和した衣装の数々は、それ自体が一つの芸術作品!
スリーピーススーツにフラットキャップ(カミソリ!)という特徴的なスタイルは、シェルビー一族の誇りと威厳を完璧に表現。
●Nick CaveやPJ Harveyといったアーティストの楽曲が、まるでもう一人の語り部のように物語を彩る。
●そして、主人公トミーのトレードマークとなった一服シーン。
立ち昇るスモークが醸し出す独特の存在感は、この作品の象徴的なビジュアルとして記憶に刻まれる。(撮影では健康に配慮してハーブタバコを使用してたそうです!)
世界中の視聴者を魅了し続ける傑作クライムドラマ、それが「ピーキー・ブラインダーズ」!!
筆者紹介
- レストラン&バーで修行して15年。
- 日本ウィスキー協会主催の「アイリッシュ・ウィスキー検定」取得目指して日夜ウィスキーと向き合っております。(なんだかんだジェイムソンが好き。)
- 糸井重里さんが『ブラインダーズ』好きだというんで、試しに観たら6までノンストップでした。
- アーサーとゴリアテ、ソロモンズ(あと犬)が好きです。(親父シェルビーも。)
甘みと苦みが織りなす、時代の味。
『ピーキー・ブラインダーズと酒』
その魅力的な関係を、
もくじ
【ピーキーブラインダー・アイリッシュ・ウイスキー】
初っ端にご紹介するのが、こちら「ピーキーブラインダー・アイリッシュ・ウイスキー」
「ピーキーブラインダーズ」の世界観をボトルに封じ込めたオリジナルウイスキーです!
※追記!こちら現在(2025年2月)調べましたところ売り切れ…!入荷未定に…変わってました。
こちらはイギリス中西部の家族経営の伝統ある蒸留所、Sadler’sが手掛けるアイリッシュ・ウイスキー。
『1920年代のバーミンガム』を感じさせるスペシャルな逸品!
シェルビー家の持つ力強さとバランス感覚を体現するかのような、しっかりとした骨太の味わい、驚くほどの滑らかさを併せ持つ。

ウイスキー愛好家をも唸らせるSadler’sの魂の込もった逸品!
…お手頃価格なのも素敵なんだぜ。(トミーばりの低音ボイス)
味の特徴と秘密
▶味わいは溶かしたチョコレートやアプリコットを感じさせ、フィニッシュにはシナモンが残る。
さらにシェリー樽で熟成することで、深みと甘みが増していて、モルトとトースト、ナッツ、カシスとリンゴの香りが絶妙に絡み合い、口当たりがスムース!
サドラーズ独自のトリプルディスティレーション(3回蒸留)による滑らかなテクスチャー。
奥深い複雑さを際立たせてます。
味わいのテクスチャーと料理ペアリング
要素 | 特徴 |
---|---|
香り | モルト、トースト、ナッツ、カシス、リンゴ |
味わい | リッチでスムーズ、シェリー樽の熟成で甘さ際立つ |
余韻 | 温かみのあるシナモンフィニッシュ、モルトとナッツの心地よい余韻 |
料理ペアリング | ローストビーフ, グリルしたサーモン, クリームチーズを使ったデザート, ナッツ入りのチョコレート |
ラベルデザイン
ラベルにも、1920年代のヴィンテージスタイルを取り入れており
トーマス・シェルビーを彷彿とさせるキャラクターが描かれています!
重厚感のあるガラスボトルは、インテリアとしても最適。(コレクションしても魅力的!)
(書斎に飾ってもヨシ!仕事のあとの一杯は格別…!プレゼントにもおすすめ。バーボンもありますよ。)

その深い味わいと共に壮大な物語に浸りたい…!
劇中に登場するアルコールの役割と背景
「ピーキーブラインダーズ」に登場するアルコールは単なる飲み物ではなく、
各キャラクターたちの心の内を表し、物語の進行を支える重要なアイテムです。
シェルビー家の象徴のようなウイスキー、禁酒法時代のジンなどは、登場人物たちの運命に影響を与え、時に彼らの野望や葛藤を映し出す鏡として印象的に登場。
ここからは、劇中に登場するアルコールの種類やその背景に迫っていきましょう!
お酒に注目して観ることで、更に物語を深く楽しむことができるようになりますよ!
暴れん坊代表、アーサーさん🍸️ (根は優しい譲り屋さん疑惑アリ)注ぎっぷり素敵!
ウイスキー:「強さと決断、リーダーシップの象徴」
ウイスキーは「ピーキー・ブラインダーズ」で一番登場が多いアルコールです。
大事な会議や話し合いの場でも景気よくグイグイ飲んでますね。
シーズン2では一家も『アイリッシュ・ウィスキー』輸出業やろうとしてましたよね。
ウィスキーは主人公である、トーマス・シェルビーが重要な決断を下す場面や、敵との緊張感漂う交渉時などに登場するお酒です。(ほぼ全話出てますけど…。)

★ブッシュミルズ アイリッシュウィスキー
歴史あるアイリッシュ・ウィスキー。(これこそトミーたちが愛飲している可能性高し!)
1608年創業とも言われ、現在操業中のアイリッシュウイスキー蒸溜所の中では最古の歴史を誇る蒸溜所。
アイリッシュウイスキー伝統の3回蒸溜を守りつつ、アイリッシュウイスキーで一般的に使用される未発芽の麦は使用せず、ノンピート麦芽100%のモルト原酒にこだわっています。
ブッシュミルズのスタンダード商品。3回蒸溜をしたモルト原酒と軽やかなグレーン原酒をブレンド。
スムースな口当たりとフレッシュな果実の様な味わいです。
インスパイアウィスキー「Prohibition Recipe」
そして、Bushmillsが提供している「Prohibition Recipe」ウィスキーもご紹介しておきますね。
なんと、ピーキーブラインダーズのドラマにインスパイアされ作られました!
「1920年代の禁酒法時代を思わせるような強烈で複雑な味わいを完全再現」
トミーが好むような、濃厚で力強いウィスキーを楽しめる限定リリース商品。
(残念ながら、こちらは日本では買えないみたいです…。)
※詳細な情報については、こちらの公式サイトからも確認できますよ。
Bushmills Prohibition Recipe - Peaky Blinders
★ジェイムソン ブラックバレル
「ジェイムソン ブラックバレル(Jameson Black Barrel)」
★特徴: 通常のジェイムソンを二度熟成。
一度目は従来のバーボン樽とシェリー樽で熟成 ⇒ その後チャージャー(内側を焦がした)したバーボン樽で追加熟成!
【味わいの特徴】
- バニラキャラメルのような甘い香り
- スパイシー風味&スムースな口当たり
- 樽由来のトースト香とナッツの風味
◎おすすめの飲み方!ストレートやロックでじっくりと味わうのがおすすめです。
おつまみにはチョコレートやナッツ系と合わせると、一層風味が引き立ちますよ。

(アイリッシュ・ウィスキー美味しい!🥃)