今回は「インドカレーに欠かせない!万能スパイス」アジョワンについて詳しくご紹介させていただきます╰(*´︶`*)╯♡
この記事を読めば分かること!
★アジョワンの効能や使い方をご紹介!
☞(流し読みでもあら不思議!使い方と特徴を覚えてる!)
★アジョワンを使った美味しいレシピのご紹介!
☞定番から本格的なものまで。毎日の料理を楽しく彩る!
★どのアジョワン選んだらいいかな??
☞迷ったらこれ!おすすめアジョワンのご紹介。
筆者紹介
アメリカンレストラン&バーテンで修行して15年🍺!!
最近はもっぱらベランダで唐辛子とナスを育てたりして過ごしてます。ちなみにトマトは強風にさらわれてしまいました…。(植え直したプチトマトは元気してます!)
もくじ
※レシピやオススメご覧になりたい方は「★」まで飛ばしちゃってください!
アジョワンとは!
●アジョワン(Ajwain)セリ科の多年草で、種子をスパイスとして使用します。
キャラウェイ(ヒメウイキョウ)やクミンに似た小さな種子で、インド、パキスタン、中東などでよく使われています。
砕いた種子はタイムに似た芳香ですが、辛みは強く、スパイシーな苦味があるのが特徴です。
ピリッとスパイシーな香りから香水や石鹸、ローションなどの香料としても使われたりも。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんがインド料理で広く使われるスパイスで、特にカレーには欠かせないスパイスとして有名です。
その独特な香りと風味は料理に深みを与えてくれます。カレーが一気に本格的な味に!
アジョワンの歴史と用途
アジョワンの歴史はかなり古く、古代エジプトやギリシャでも薬用品として使われてきました。
インドでは、何世紀にもわたって消化を助けるための薬草として利用され、特に、調子が悪いときに飲む「アジョワンウォーター」は、インドの家庭で親しまれています。
【アジョワンウォーター】
アジョワンを一晩水に浸けて作ります。消化不良や二日酔いに効果あり!
(また、種子を蒸留して作られる精油は、歯磨き粉や防腐剤なんかにも使われてます。)
そのために、アジョワンは「王のスパイス」として広まったとか。
健康効果
アジョワンに含まれる『チモール』という成分には強力な殺菌作用、防腐作用があり、消化促進、ガスの軽減、抗菌作用などの健康効果があります。
抗炎症作用の医療効果、高血圧、不眠症にも効果的で、鎮痛作用もあるため、頭痛や筋肉痛の緩和にも!
(インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」では、アジョワンは風邪や咳にも効果バツグン!と紹介されております。)
インドのどの家庭でも『必ずアジョワンは常備
されている』とまで言われるほど!万能!
(健康、美容にも効果あり!こちらのシナモン記事もどうぞ!☟☟☟)
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保存方法と注意点!
●スパイスは日光や湿気に弱いです!使用した後は密閉容器に入れ涼しい暗所で保存!
長期間保存も可能です。
(一応、1年〜2年は問題なく使用可能と言われています。ただし、風味や香りは徐々に薄れていくこともあるため、できるだけ早めのご使用を!)
使用時の注意点!!
どのスパイスにも言える注意点ですが、大量に摂取すると副作用を持つものもあります。
ですので、原則は少量ずつ使用していただき、一回で大量に摂取しないよう十分ご注意を!
(料理に使用する範囲での使用なら通常は問題ないと言われています。)
いつもは平気でも持病をお持ちの方は薬の飲み合わせにより効果が増減する可能性も。
通院中の方や妊娠・授乳中の方、アレルギー疾患がある方、体調がすぐれない方は使用を控えていただくか、お医者さんに事前に相談されてからご使用なさってくださいね。
★代表的な料理
アジョワンの舌を刺激する程良い辛み&苦味!
本当にインド料理と相性がバツグンです。
(タイムやセロリの代わりとして使うことも多いですが、苦味をアクセントとしても。)
【代表的な料理】
インドカレー、アフリカのスープ、モロッコ料理のタジン、トルコ料理のヨーグルトソース、タブーレ
などが有名です。(※カレーに使用する際は、他スパイスとブレンドして使うのが基本となります。)
他にはナンなどパン生地に練り混んで焼き上げたり、菓子類に香りと風味を加えたいときなど!
(私のオススメは好きなドレッシングに少量のアジョワンを加えると味がキュッと引き締まります。)
食事の時は一緒にアジョワン水を飲むのもイイですね!
★お家で作ろう!本格カレー&ナン
苦味がアクセント!本格派インドチキンカレー(4人前)
【材料】
・鶏もも肉 400g
・玉ねぎ 1個
・にんにく 2かけ
・トマト缶 1つ
・オリーブオイル 大さじ2
・カレー粉 大さじ1
・ターメリック 小さじ1/2
・コリアンダーパウダー 大さじ1/2
・クミンシード 小さじ1
・カルダモン 2個 シナモン 1/2本
・ローリエの葉 1枚
・ブイヨンキューブ 1個
・アジョワン 小さじ1
・塩 適量
・水 300ml
【作り方】
1. 鍋にオリーブオイルを入れ、弱火にかけて香味野菜の玉ねぎとにんにくを炒める。
2. 鶏肉を入れ、軽く焼いてからトマト缶を加える。
3. カレー粉、ターメリック、コリアンダーパウダー、クミンシード、カルダモン、シナモン、ローリエの葉を加え、炒め合わせる。
4. 鶏肉が柔らかくなるまで煮込む。グツグツ…。
5. ブイヨンキューブを加え、アジョワンと塩で味を調える。
6. 仕上げに水を加え、煮詰めないように注意しながら軽く煮込む。
アジョワンの香り高い!本格的インドチキンカレーが完成!
スパイシー香る!アジョワン・ナン(5枚)
【材料】
・薄力粉 300g
・塩 小さじ1/2
・砂糖 小さじ1
・ベーキングパウダー 小さじ1
・プレーンヨーグルト 180ml
・バター 40g
・アジョワン 小さじ1/2
【作り方】
1. ボウルに薄力粉、塩、砂糖、ベーキングパウダー、アジョワンを入れてよく混ぜる。
2. 別のボウルに溶かしたバターとヨーグルトを混ぜ合わせる。
3. 1のボウルに3を混ぜながら加えていき、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。
4. 手でこねて生地を作り、ラップで包んで30分程度休ませる。
5. 生地を5等分し、円形に伸ばす。
6. 中火のフライパンにのせ、蓋をして約2分焼く。
焼き上がったら、裏返して再度軽く焼く。
7. 全部焼き終わったら出来上がり!
『カレーの恩返し』カレー仕上げ用スパイス3袋セット
●アジョワン+カレーの恩返しは相乗効果がすごいです!糸井重里さんのほぼ日から。
カレー作成中に入れるもよし、仕上げに足すもヨシ!軽く油で煎ってから加えると香ばしさとコクが段違いです!お家で作るカレーをさらに美味しくどうぞ!ほんとおすすめです。
★追加レシピ5選!
アジョワンとジャガイモのサブジ(4人前)
- 材料: ジャガイモ4個、アジョワン小さじ1、ターメリック小さじ1/2、塩適量、油大さじ2
- 作成:
- ジャガイモを一口大に切る。
- フライパンにオイルを熱し、アジョワンを加えて香りが立つまで炒める。
- ジャガイモとターメリックを加え、塩で味を調える。
- ジャガイモが柔らかくなるまで炒める。
- 完成!食卓にもう一品に最適!
アジョワン入りクッキー(24枚入り)
- 材料: 小麦粉2カップ、バター1カップ、砂糖1カップ、アジョワン小さじ1、ベーキングパウダー小さじ1
- 作成:
- 小麦粉、ベーキングパウダー、アジョワンを混ぜる。
- バターと砂糖をクリーム状にして、粉類を混ぜます。
- 生地を丸めてクッキーの形にし、180℃のオーブンで10分焼きます。
- 完成!サクサク!スパイシーな甘さが新しい!
アジョワンティー(1人前)
- 材料: アジョワン小さじ1、熱湯1カップ、蜂蜜小さじ1(お好みで)
- 作成:
- アジョワンを熱湯に加えて5分間煮る。
- 蜂蜜をかき混ぜる。
- 完成!はちみつ入れて飲みやすいです。風邪気味の時活躍!
アジョワンと野菜のカレー(4人前)
- 材料:ミックス野菜500g(人参、じゃがいも、カリフラワーなど)、アジョワン小さじ1、トマト2個、玉ねぎ2個、ニンニクとショウガのペースト各大さじ1、カレー粉小さじ2、塩適量、油大さじ2
- 作成:
- フライパンにオイルを熱し、アジョワンを炒めます。
- 玉ねぎ、ニンニク、ショウガを炒める。
- トマトとカレー粉を加えて炒め、ミックス野菜を加えて火を通してください。
- 塩で味を調え、野菜が柔らかくなるまで煮る。
- 完成!根野菜とアジョワンがマッチ!
アジョワンとエビのカレー(4人前)
- 材料: エビ500g、アジョワン小さじ1、玉ねぎ2個、トマト2個、ニンニクとショウガのペースト各大さじ1、カレー粉小さじ2、塩適量、油大さじ2
- 作成:
- フライパンにオイルを熱し、アジョワンを炒めます。
- 玉ねぎ、ニンニク、ショウガを炒める。
- トマトとカレー粉を加えて炒め、エビを加えて火を通します。
- 塩で味を調え、10分煮る。
- 完成!(私の好物エビカレー!うまい。)
★オススメアジョワンはコチラ!
神戸スパイス アジョワンシード
神戸スパイス大好きです。いい香り。カレー作りには毎回登場!万能!
MB Herbals アジョワン パウダー 8 オンス
パウダータイプは使い勝手が良いです!ジッパー付きで長持ち。
プラナロム アジョワン エッセンシャルオイル
スーッとした中にほのかな苦みを感じる香りが、気分をシャキとさせてくれるアロマオイル!
(エッセンシャルオイルは刺激が強いので決して肌に直接使わず、キャリアオイルで希釈してお使いくださいね。)
おわりに
「スパイスを使って本格カレーやスパイス料理をおウチでも作ってみたいなぁ〜。
でも種類がたくさんあるし…どれをどうやって料理に使えばいいのか分からない!」
なんて、経験ありますよね。(私も試行錯誤の毎日です…!)
スパイスは知れば知るほど奥が深くて
学べば学ぶほど料理にも美容にも健康にも活かせる!
この感動と魅力を伝えたくて、「スパイス」についてチクチク書いて行こうと思っています。
これからも皆さんと一緒に、楽しみながらスパイスの世界を知れるよう日々勉強中です!
スパイスは本当に奥が深い!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
参考文献
●成美堂出版「ハーブ・スパイスの辞典」,やまねこ舎,2013年
●株式会社主婦の友社「スパイス&ハーブの使いこなし辞典」,主婦の友社,2009年8月
●株式会社エンディング「はじめてのスパイス便利帖」株式会社ファミマ・ドット・コム,2014年12月