
靴下を重ねばきしても、白湯を飲んでも…。
…それでも指先が冷たいままの人、多いのではないでしょうか?(わたしもです…!)
実はその冷え、体を「外から」温めるだけでは解決しないケースがあります。
東洋医学の視点から見ると、冷えの正体は人によって違うからなんです!
筆者紹介
🌶️スパイス&ハーブ検定1級!
🍺レストランとバーで15年修行
☯冬はいつもモコモコパジャマを着込んで寝ます
この記事でわかること!
- 東洋医学からみた「冷え」の5つのタイプ(虚寒・実寒・虚熱・実熱・中間証)
- タップ式チェックで、自分がどのタイプに近いかがわかる
- タイプ別に合う、温めスパイス・温活グッズの選び方
- 今の時期(季節の変わり目)から冷え対策を始めた方がいい理由
東洋医学からみる、冷えの正体
「靴下を重ねても、湯たんぽを使っても冷える」…。
この悩みが解決しにくい理由は、対策が「外側からの保温」に偏りがちだからだと考えられます。
●虚実:体力・エネルギーの充実度。体力が不足気味なら「虚」、余裕があれば「実」
●寒熱:体を冷やす方向に傾いているか、温める方向に傾いているか
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この背景にある陰陽五行の考え方はこちらでも解説しています!
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「最近、なんとなく体がダルくて重い…」「季節の変わり目、いつもなにかしら不調…」 そんな経験、ありませんか? こんにちは!大人気アニメ『薬屋のひとりごと』に絶賛ドはまり中のマ-です。 『薬屋のひとりご ...
👇️この2軸を組み合わせると、体質は大きく以下の5つの傾向に分けられます。
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 虚寒タイプ | 体力もエネルギーも不足し、冷えやすい |
| 実寒タイプ | 体力はあるが、巡りの滞りなどで冷えの影響を受けやすい |
| 虚熱タイプ | 疲れやすい一方で、ほてりやのぼせも感じやすい |
| 実熱タイプ | 体力があり余り、熱がこもりやすい |
| 中間証タイプ | どちらにも大きく偏っていない、バランス型 |
「冷え性」というと虚寒タイプを想像しがちですが、実熱タイプの人でも冷房の効いた環境で手足だけ冷えるなど、タイプによって冷えの出方や合う対策は変わってきます。
むくみを伴う冷えは「水毒」かもしれません
5タイプとは別の軸として、中医学には「水毒」という考え方もあります。
体の中の水分の巡りが悪くなり、余分な水分が滞ることで冷えとむくみがセットで出やすくなる状態です。
タイプに関わらず、「朝は顔がむくむ」「夕方は足がむくむ」「雨の日に体調を崩しやすい」といった傾向がある方は、この水毒の要素も重なっている可能性があります。
むくみが気になる方は、体を温めるだけでなく、水分の巡りを助けると言われるハトムギや陳皮を取り入れるのも一つの方法です!
たぬ先生、自分がどのタイプか知りたいよ!
タップするだけでできる簡易チェックを用意したよ!
あなたの冷えはどのタイプ?(証チェック)
下のチェックをタップして、自分の傾向を確認してみてください。
「虚実」「寒熱」の2軸で、あなたの体質の傾向を簡易的に診断します!
チェック結果が出たら、次の章で自分のタイプに合ったスパイスを見ていきましょう。
(check後、ご自身のタイプの項目ボタンが出るでジャンプできます!)
より詳しい「証」の考え方(虚実・寒熱・気血水)は、こちらの記事でも解説しています。
あなたの冷えタイプ
セルフチェック
虚実・寒熱の傾向から、今のあなたの体質タイプをチェックします。ボタンを押してスタート!
タップ式のかんたん診断です。
所要時間は1〜2分ほどで完了します。

【 虚証の傾向 】
【 実証の傾向 】
【 寒証の傾向 】
【 熱証の傾向 】
すべての質問に回答すると結果が見られます
YOUR TYPE
―

※このチェックは伝統的な漢方の考え方をもとにした簡易的な目安であり、医学的な診断ではありません。体調に不安がある場合や、漢方薬の使用を検討する場合は、医師・薬剤師にご相談ください。
※こちらはあくまで東洋医学の伝統的な考え方の紹介であり、医学的な診断ではありません。体調に不安がある場合は、医師や薬剤師など専門家にご相談ください。
タイプ別・温めスパイス処方箋!
虚寒タイプ(体力・エネルギー不足+冷え)
こんな傾向がある人👉️疲れが取れにくい、風邪をひきやすい、声に力が入らない、胃腸が弱い
虚寒タイプは、体を動かすための力そのものが不足し、温める力も足りていない状態と考えられます。
なぜ虚寒タイプは冷えやすいのか
中医学では、この「冷えやすさ」の背景をもう少し細かく見るんです。
●胃腸の冷え:冷たいものの摂りすぎなどで胃腸の働きが落ちると、食べ物からエネルギーをうまく作れず、体を温める力そのものが不足しやすいです
●気血の不足:体を動かすエネルギー(気)や、体を巡る血が不足すると、末端まで温かさを届けにくくなります
●加齢による冷え:年齢を重ねると、体を温める力そのものがゆるやかに低下していくと考えられており、足腰の冷えや頻尿などを伴うことも
いずれも「無理に外側から温める」より、「胃腸を労わりながら、内側から力をつける」意識が合います💡
薬膳の考え方では、生姜は体を温める食材の代表格として大人気!(よく耳にしますよね)
\毎日の料理に一振り!生姜パウダーをチェック/
また、胃腸の働きを底上げする食材(山芋・なつめなど)と組み合わせるのも、伝統的な養生法の定番です。
\胃腸からじんわりサポート!高麗人参の薬膳茶をチェック/
なお、生姜は妊活中の養生としても話題にのぼることも多い食材です。
妊活中の方で温活を意識したい場合は、生姜由来の成分と葉酸を一緒に摂れるサプリメントを選ぶ方も。
\妊活中の温活に。ショウガ×葉酸のサプリをチェック/
実寒タイプ(体力はあるが冷えの影響を受けやすい)
こんな傾向がある人👉️体力はある、筋肉質、冷房が苦手、ひきはじめの寒気に弱い
実寒タイプは、体力自体は十分にあるものの、巡りの滞りや外気の影響で冷えを感じやすい状態と考えられています。
巡りの滞りには、こんなサインも!
中医学では、血の巡りの滞りを「瘀血(おけつ)」と呼びます。
唇や歯茎の色が暗め、顔色がくすみやすい、クマができやすい、といった見た目のサインが出やすいのが特徴です。
また、ストレスや緊張が続くことで気の巡りが滞る「肝気鬱結(かんきうっけつ)」も、冷えの原因として語られることがあります。
在宅ワークで体を動かす機会が少ない方や、ストレスを感じやすい方は、このタイプの冷えが起こりやすいです。ご注意を!
シナモンや黒胡椒は、体を温める作用があるスパイスとして知られています。
コーヒーや紅茶にひと振りするだけで、香りづけにも。
体を積極的に動かして巡りを良くする習慣と組み合わせると、より実感しやすい感覚があります。
\香りづけにひとさじ、シナモンスティック/
\ピリッと巡りをサポート、黒胡椒(ホール)/
食事面だけでなく、入浴や軽い運動で巡りを後押しするのもこのタイプに向いています。
医薬部外品の薬用入浴剤であれば、パッケージ上も「冷え・肩こりに効く」と明記されていて分かりやすく、根拠のある選び方をしたい方におすすめ!
\冷え・肩こりに効く!くすり屋さんの入浴剤/
体を動かして巡りを良くしたい方には、自宅でできるオンラインレッスンも選択肢の一つです!
ヨガやピラティス、部位トレなど、その日の気分で選べるレッスンが用意されています。
まずはお試し感覚で始めてみたい方向けに、30日間のトライアルプランもありますよ。
\おうちでできる、ヨガ&フィットネス/
虚熱タイプ(疲れやすいのにほてりもある)
こんな傾向がある人👉️疲れやすい、ほてりやのぼせを感じる、寝汗をかきやすい、肌が乾燥しやすい
虚熱タイプは、エネルギー不足に加えて、体の中の熱のバランスも乱れやすい状態であると言えます。
温めすぎると熱がこもりやすいため、クローブや陳皮のような、穏やかに巡りをサポートしてくれるスパイスが向いています。生姜を使う場合も、少量から様子を見るのがおすすめ。
\陳皮とも好相性、クローブ(ホール)/
熱がこもりやすいこのタイプは、体を強く温めるより、ゆったりとした入浴で巡りを整える方が向いています
香りの良いバスソルトなどを使って、リラックスしながら巡りをサポートする習慣もおすすめ◎
\海の恵みで、リラックス巡り浴/
実熱タイプ(体力があり熱がこもりやすい)
こんな傾向がある人👉️体力が有り余る、暑がり、のぼせやすい、冷房を好む
実熱タイプは一見「冷えとは無縁!」に思われがちですが、冷房の効いた室内で手足の末端だけ冷える「隠れ冷え」が出やすいタイプでもあります。 (わたしはこのタイプです!)
体を温めすぎず巡りをサポートしてくれるスパイスとして黒胡椒が定番です。
しかし、辛味の強いスパイスの摂りすぎには注意し、軽い運動や入浴で巡りを促す習慣と組み合わせるのがおすすめ。
\香り高く、ピリッと巡りをサポート/
このタイプは、無理に温活アイテムを増やすより、巡りを意識した軽い運動&いつもの入浴時間を少し延ばす程度で十分ですよ。
中間証タイプ(バランス型)
こんな傾向がある人👉️虚実・寒熱どちらにも大きく偏っていない、季節によって体調が変わりやすい
中間証タイプは、今のところ大きな偏りがない状態と考えられます。
\気になる日にひとさじ、生姜パウダー&シナモン/
※いずれも食品としての紹介です。効果・効能を保証するものではありません。 持病のある方・妊娠中の方は、事前に医師にご相談ください。
今日からできる、簡単スパイスドリンク3選

タイプ別に合わせて選べる、3つのドリンクをご紹介!
どれも身近にある材料だけでつくれますので、今日からお手軽に取り入れられますよ。
●材料/紅茶ティーバッグ1個、生姜パウダー(ひとつまみ)、シナモンパウダー(少々)、お湯200ml、ハチミツ大さじ1(お好みで)
①お好きな紅茶を180~200mlのお湯で淹れる
②生姜パウダーとシナモンを加えて混ぜる
③温かいうちにハチミツを加えて完成!
①陳皮とクローブをお湯に入れ、3分ほど蒸らす
②レモンとハチミツを加えて完成(レモンの代わりにオレンジでもOK!)
①生姜と黒胡椒を鍋に入れ、少量の水で5分ほど煮出してシロップを作る
②粗熱を取ったシロップを大さじ2〜3、炭酸水で割る
③レモン汁を加えて完成!
スライスジンジャーを使ったモスコミュールも◎
【おまけ】手作りあずきカイロ
あずきには水分が含まれており、電子レンジで温めると蒸気がじんわり伝わるため、繰り返し使えるカイロとして知られています。
●材料
👉️あずき150g、綿100%の布(ハンカチ1枚程度)
- あずきを布で包み、口を輪ゴムや紐でしっかり縛る
- 電子レンジ(600W)で30秒〜1分ほど加熱する(加熱しすぎに注意)
- 冷たいと感じる部分(お腹・腰・首元など)に当てる!
1回作れば20回程度繰り返し使えると言われています。
乾燥剤を一緒に入れておくとカビ予防にもなりますよ。(たのしくホカホカ!)
なぜ「今」始めるといいのか(季節の変わり目と冷え)
冷えの対策は、寒さがピークになってから始めても間に合いにくいと言われています!
季節の変わり目である今の時期は、朝晩の気温差で自律神経が乱れやすいタイミングでもあります。
「まだ本格的に寒くないから…ま、いっか」と後回しにせず、今のうちから少しずつ取り入れておくのがおすすめです!
よく『去年より今年の方が冷える』って言う人がいますが…。
実は毎年、夏の間の冷房や薄着の影響が少しずつ蓄積している場合もあるんですよ。
よくある質問
Q. タイプは一つだけとは限らないのでは?
A. その通りです。複数のタイプが組み合わさっている場合も多いとされています。 チェックの結果、気になるタイプが複数あれば、両方のアプローチを少しずつ取り入れてみてください。
Q. スパイスを摂ればすぐに冷えが改善しますか?
A. スパイスはあくまで食品であり、即効性のある治療法ではありません。 毎日の食事や生活習慣の一部として、無理なく続けることが大切だと言われています。
Q. 持病がある場合、スパイスを摂っても大丈夫ですか?
A. 持病がある方、妊娠中の方、服薬中の方は、自己判断せず事前に医師・薬剤師にご相談ください。
タイプを問わず、巡りをサポートしたい方へ
ここまで、タイプ別にスパイスや温活アイテムを紹介してきました。
「自分のタイプがはっきりしない」「まずはひとつだけ試してみたい」という方には、東洋の知恵をベースにした田七人参のサプリメントも選択肢の一つです!
※食品としての紹介です。効果・効能を保証するものではありません。持病のある方・服薬中の方は事前に医師にご相談ください。
まとめ

冷えの感じ方は、虚寒・実寒・虚熱・実熱・中間証、タイプによって全く違います。
「なんとなく体を温める」から「自分のタイプに合わせて温める」へ。
まずは証チェックで、自分の傾向を知ることから始めてみてください!
どのタイプか迷った方は、田七人参粒のような巡りをサポートする選択肢から試してみるのもおすすめです。
冷えと上手に付き合いながら、この冬を心地よく過ごしていきましょう。
ありがとうございます!
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監修
監修:北極スパイス・マー(スパイス&ハーブ検定1級/第二種衛生管理者) ※本記事は伝統的な東洋医学の考え方を紹介するものであり、医学的な診断・治療を目的としたものではありません。体調に不安がある場合は、医師・薬剤師などの専門家にご相談ください。
参考文献
●エスビー食品株式会社、藤沢セリカ 監修『ハーブとスパイスの図鑑ミニ』マイナビ出版, 2018年12月
●川崎寛也 著『味・香り「こつ」の科学 おいしさを高める味と香りのQ&A』柴田書店, 2021年9月
●川手鮎子 著『心も体もやさしくととのう 漢方養生の手帖』学研プラス, 2017年
●木村美紀 著、三本隆文 監修『皇帝の漢方薬図鑑』じほう, 2014年
●杉山卓也 著『漢方を仕事にしたいと思ったら読む本』秀和システム, 2019年
●主婦の友社 編『スパイス&ハーブの使いこなし辞典』主婦の友社, 2009年8月
●スチュアート・ファリモンド 著、辻静雄料理教育研究所 監修『スパイスの科学大図鑑:香りの効果的な引き出し方や相性を徹底解明』誠文堂新光社, 2021年3月
●丁宗鐵 監修『はじめての漢方手帖』世界文化社, 2014年
●日本漢方養生学協会 監修『全改訂版 薬膳・漢方検定 公式テキスト』実業之日本社, 2021年
●武政三男 総監修『大人時間を味わう たのしいスパイス絵本』日本文芸社, 2022年5月
●ファミマ・ドット・コム『はじめてのスパイス便利帖』エディング, 2014年12月
●メディアパル『はじめての漢方手帖』マーブルブックス 企画・編集, 2013年12月
●メディアパル『はじめてのハーブ手帖』エディング 企画・編集, 2013年6月
●やまねこ舎『ハーブ・スパイスの辞典』成美堂出版, 2013年