★夢見る【スパイス&酒劇場】ʕ⁎̯͡⁎ʔ༄★

marr★blog

★movie ★sub culture

暴力脱獄とピーナッツ【実存主義】

更新日:

暴力脱獄。

これはポールニューマン主演の名作、『cool hand luke』の邦題です。

この邦題付けたヤツ、ぜってぇ観てねぇよ!!な『ヒドイ邦題No.1』で有名タイトルです。暴力て!

原題の『クール・ハンド』の『ハンド』とはポーカーにおける【手】の意味。

『cool hand』には『最高の手札』や『ハッタリ』なんかの意味あいがあるみたいです。なんだよ!暴力脱獄て!

権力に屈せず、何度倒されても決して諦めないルーク。(文字通りボクシングで倒されまくってましたね。)あと首から下げた栓抜き、憧れるぜ!ウォー!

この記事は『クール・ハンド・ルーク』と【実存主義】について書いていきます。

筆者紹介

カラマーゾフの兄弟を読んでからイワンに憧れ、エセ実存主義を日々体現。ピーナッツではスパイクに愛情を注ぐ。

暴力脱獄【cool hand luke】について

1967年のアメリカ映画。主演ポールニューマン。

フロリダの刑務所を舞台に、社会のシステムに取り込まれることを拒否し、闘う囚人『ルーク・ジャクソン』の物語。

ポールニューマンは『スティング』、『明日に向かって撃て!』などが有名ですが、この作品は間違いなく彼の代表作!ニューシネマですねー。

 

あらすじ

ルークは戦争で活躍し数々の勲章を手にしたものの、最後は一等兵として除隊。

戦争という地獄を経験したことで『神はいない』と悟り、生きることに意味を見出すことができなくなり、故郷に戻る。押し付けられたルールに嫌気がさす毎日。

ある日酔って理由もなくパーキングメーターを次々と破壊。軽犯罪で逮捕。2年間の罪でフロリダ刑務所に収監される。

刑務所の生活でルークを待っていたものは、過酷すぎる労働と体罰によって囚人たちを支配する所長と看守たち。

過酷な状況下にあってもルークは権力には決して屈せず、対抗。ルークの不屈の精神と姿勢は徐々に刑務所内のドン的存在のドラグラインを始め囚人から尊敬を集め、偶像的存在となっていく。

しかし同時に刑務所サイドにとっての脅威となる存在になることを意味していた。

ある日、ルークの母親の死を口実に、ルークを懲罰房へと閉じ込めた所長。

彼にとってそれは逆効果であり、懲罰房から解放されたと同時に最初の脱獄を試みるものの、すぐに見つかり連れ戻される。

脱獄失敗以降は更なる警戒体制がひかれる中で再び脱獄を決行したルーク。失敗。

2度の脱獄による苛烈すぎる懲罰にはとうとう耐え切れず、所長(権力)に服従してしまう。

だが、それは看守たちを油断させる作戦で、三度目の脱獄には仲間となったドラグラインも加わる。

逃避行のハテに、夜の教会で神に語りかける…。

そして…、というお話。

 

名シーン3選

もう全部名シーンなんですけれど、ベスト3はこれ!

ゆで卵50個駆逐

顔役であるドラグラインと賭け勝負。内容は『ゆで卵を制限時間内に50個食い切る』です。何言ってるのかよく分からないですよね?僕もです。

この不可能とも思える偉業を満身創痍ながらも言葉通りやり切ったルーク。ドラグラインから信頼を勝ち取り心の友に。

ポーカーとブラフ

ポーカー勝負あってルークの手は弱小。というかブタ。しかしそこはルーク。ブラフで行くぜ!

勝つ。後ほど紹介する名言もここでキマリます。

夜の教会

さすがのルークも度重なる攻めにもう限界。教会で一人、神様に尋ねます。

『誰かいる?神様は?ちょっと話をしようよ。オレは悪党。戦争では人を殺して、酒を飲んで、公共物破損。あまりお願いをできるような立場じゃないけど、なんだか冷たいな。あんたはいつも負け手札ばっかりを配りやがるね。中だろうが、外だろうが。

ルールに規則、看守だって。
ねぇ、あんたが俺を作ったんでしょ?どうしたらいいんだ?
聞いてくれよ。俺もはじめは強かったよ。でもそろそろ終わりだよ。
いつ終わるんだ?
教えてくれよ。どうすればいいんだ?
わかったよ。跪いてたずねるよ。

…やっぱりか。俺はもうしょうがないよな。食えん男さ。自分で道を探すさ…。』

 

さすがのルークもかなり参ってます…。僕が1番印象に残っているシーンです。

 

2つの名言

余談ですがこのセリフ、アメリカのモンスターバンドGuns N' RosesのUse Your Illusion IIの収録曲civil warの冒頭にサンプリングされていることで有名。名曲。シビルウォーはスティール・ボール・ランにもスタンド出てきますね。

あとはアメリカ映画協会の選ぶ名台詞ベスト100の11位です。11位て!

 

 

実存主義とは

実存とは現実存在の略。

ニーチェ、キルケゴール、サルトルなんかの哲学者により広まった考え方。哲学。

めちゃくちゃ分かり易くに説明するなら

人、一人一人の存在を大切にしていき、個人としての立場を強調していこうとする考え方のこと。

個人的な解釈としては『神様はおらん!甘えるな!頼るな!自分の人生を大切にできるのは自分だけだ!』みたいな感じですかね。

映画で例えるなら『ファイトクラブ』のタイラー・ダーデンや『時計仕掛けのオレンジ』のアレックスなんかですかね。

あとは『神殺し』で有名なドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟における次男イワンは神の存在を心では信じながらも認めない(認めたくない)。

そして、あの…、彼の登場です!

 

世界最年少の実存主義者 チャーリー・ブラウン

そう、彼を忘れてはいけません!タイラー・ダーデンやイワンばりの実存主義者代表といえば『ピーナッツ』の主人公チャーリー・ブラウンです。

あのスヌーピーの飼い主であるチャーリーブラウンは「世界最年少の実存主義者」の通り名を持っています。

チャーリーは幼いながらも「人生ってやつは自分の思う通りになんかならない。辛いことばかりが起こる。」という現実を理解しています。

野球やったらほとんど負けるし、ピクニックに行けば雨が降る。

スケートをやった日になんかにゃ猛スピードでスヌーピーにはねられる etc etc...

泣けてきますね…。

しかし、さすがはチャーリー!何度ひどい目にあっても、決して挫けたり投げ出したりせず前向きに生きるその姿から、多くの人々に愛され続けています。

赤毛の女の子からラブレターの返事がなくても挫けません。そう、彼は強い。

 

まとめ

ルークやチャーリーの生き方から学ぶべきは

人生の厳しさ、困難な状況に相対した時に

決して挫けず立ち向かうことの大切さだと思います。

闘い続ける限りはまだ負けてない!

でも矛盾するようですが、限界来る前に『逃げ』ましょうね!

逃げる事は自分を守る為の『とっておき』の伝統的な戦法です!(ジョースターさんが言ってました。)

柔軟に。自分を大切に!頑張っていきましょう!٩( 'ω' )و

 

 

-★movie, ★sub culture
-

Copyright© marr★blog , 2024 All Rights Reserved.